株式会社ミック
情報技術の革新と共に成長し続ける企業集団







総勢120名を超える若い力
歴史、技術、規定、文化などの情報を記録し伝えることで進化して来た人類。太古の石や骨に刻む方式は重く運びづらいため、古代エジプトでは植物の葦(パピルス)を編み、文字を書いて伝達し、これが紙(ペーパー)の語源となった。その後中世の活版印刷機の発明を経て発達した情報伝達は、20世紀に登場したコンピュータと通信ネットワークによって、高度なITコミュニケーションへと進化を遂げた。《株式会社ミック》は、まさに情報技術の革新と共に成長し続ける企業集団だ。
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「近年は複写機やプリンターが各事務所、個人宅まで導入され、インターネットという革命的手段で、世界中のありとあらゆる情報を誰でも何時でも何処でも入手できるようになりました。今後は我々の生活の殆どの分野でCPU(微小化したコンピューター)が装着され、センサーと連動して人間社会をより豊かにより便利にしていくでしょう。現代の社会基盤となるITに関する導入・技術サポート・開発などを手がける企業が、株式会社ミックなのです」と、宮脇和秀社長は語る。ただ、どんなにITが進化しても、社会を支えるのは人間同士の信頼関係だ。宮脇社長が大切にする「フェイス・トゥ・フェイス」を原点に、ミックでは若い120名の社員が顧客と寄り添い、日々明るく元気に活動している。
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仕事も遊びも目一杯 面白い事にこそ意義がある
“前へ、前へ”の精神を忘れないミックは、未来を見据えた新事業にも取り組む。2006年に設立した《MCセキュリティ》もそのひとつ。島根県出身の若い技術者たちが、独自のネットワークセキュリティ製品を開発し、大手企業や海外企業と提携して成長を遂げている。しかし宮脇社長は、開発など専門分野以外は「文系も大歓迎」と語る。
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「学生が弊社を受験される時によく『私は文系ですが大丈夫ですか?』と質問を受けますが、専門技術と開発部門以外は文系・理系は問いません。我々が欲しいのは仕事も遊びも一生懸命打ち込む好奇心旺盛な若者です。また、若くても実力があって人格の優れた人は昇進が早い実力主義とオープンな社風ですし、目標・納期は個人よりもチームで向かうのがミックのDNAであり、面白い(エキサイティング)事に大きな意義を見出す会社です。『島根をベース基地として世界に羽ばたきたい』という方はぜひ仲間になって欲しいですね」。社内での英検チャレンジ、海外研修制度、各種資格取得制度、社員旅行(毎年国内外交互で実施)、出雲ドームでのソフトボール大会、MGM(ミックゴルフメンバーズクラブ)など、仕事も遊びも目一杯に取り組むミック。一員として感じる“やりがい”は申し分ない企業だ。
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ITソリューションのコンサルティング集団
《株式会社ミック》は、富士ゼロックスグループの一員として1984年に設立。デジタル複合機やネットワークセキュリティ機器、ソフトウェア、Webサービスなどの販売からシステム構築・保守まで幅広くサポート。松江本社をはじめ島根県内5支店を構え、県内の民間企業や官公庁へ、複雑・高度化するITをどう活用するのかを、顧客と共に考えるビジネスパートナーとして活動している。
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つまり、ミックの仕事は製品を売ることがゴールではなく、ビジネスに欠かせないITを、顧客がより快適に効率的に活用することで、ビジネスそのものの効率化を実現することにある。「すべてはお客様のために」ミックはITを駆使して顧客のビジネスを支援するコンサルティング集団なのだ。
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ていねいな人材教育で顧客に頼られる存在へ
「フェイス・トゥ・フェイス」という言葉通り、顧客に接する社員への教育は多岐に渡る。特に新人社員の育成は、入社後3年間で段階的に実施される研修を通じてじっくり行われる。社内での研修に加え、富士ゼロックス主催の研修では全国のグループ社員と共に学び、知識や技術、ビジネスパーソンとしての基本を身につける。
本社営業部の三浦祥太さんは2014年入社。IT関連というと理系の印象だが、ミックで活躍する営業は8割を文系出身者が占め、三浦さんもその1人。約3カ月間の新入社員研修を経て、7月からは多くの顧客管理を通し営業スキルを磨いた。「お客様と向き合いながら、課題やニーズを引き出し販売に至るプロセスにやりがいを感じます。代替え機種を成約いただいた時は自分も成長したことを実感できますね」と満面の笑顔。
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「きれいに直せた時はうれしいが、それ以上にお客様に喜んでいただけた瞬間がうれしい」と話すのは、同じく2014年入社で多くの顧客の保守メンテナンス・点検を担当するカスタマーエンジニア杉原隆介さん。「お客様とフェイス・トゥ・フェイスで関わるのが、ミックのエンジニア。現在はITパスポートを取得していますが、電気工事担任者や情報セキュリティスペシャリストを目指し、仕事の質を高めていきたいですね」と話してくれた。また、このような面々から絶大な信頼を得ているのがミックのSEだ。2005年入社の石川さんは「営業やエンジニアでは対処しきれない技術的な面などをフォローしたり、教育機関や医療施設など大規模な案件では提案から設計・構築・保守までトータルに行ったり、入社当初から大きなプロジェクトにも参加させてもらえるのでとてもやりがいがありますよ!」と語る。営業・カスタマーエンジニア・SE、正に三位一体となって様々な顧客の夢をカタチにしていると言えるだろう。
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島根県初、純国産のセキュリティ製品を開発
高度情報化社会が進むにつれて、ITネットワークで管理される顧客情報や販売情報など企業の大切な情報資産が、サイバー攻撃・ウイルス感染の脅威に晒されている。情報漏洩は、企業にとってこれまで培った社会的信用を失いかねない深刻な問題だ。《株式会社MCセキュリティ》(以下、MCS)は、安全で安心なネットワーク環境を実現する目的で、2006年に設立された。
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それまで既存のセキュリティ製品は外国製がほとんどで、マニュアルや管理画面が英語表記でわかりづらかった。また、解析レポートもなく、導入効果を実感できないものだった。MCSが開発・生産・販売する《ネットステイブル》は、自社で独自開発した、島根県産品指定第1号の純国産のネットワークセキュリティ製品だ。ネットワークへの不正侵入を防御していることをログと解析レポートで簡単に見ることができ、新しい脅威が来てもすぐに対応可能。しかもマニュアルや管理画面、解析レポートが全て日本語で表記されているとあって、発売以来、使い勝手が良いと評判になった。現在、全国に5万社を超えるユーザーが認めるMCSの高いセキュリティ技術が搭載された製品だ。
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メイン開発に携われる面白さとやりがい
松江市北陵町のMCS本社を訪ねると、ゆったりしたワンフロアーの中で、営業部と開発・サポート部の社員が、机を並べて仕事をしている。デバイス・ソフト開発系の技術者というと、独立した空間で黙々とプログラミングをするというイメージがあるが、ここには部署を仕切るパーテーションも無い。営業、開発、サポート全てのメンバーが、いつでも互いの意見を反映させながら、セキュリティシステムを開発しているのだ。
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開発技術者の野口雅矢さんは、2013年入社。国立松江工業高等専門学校情報工学科出身で、ネットワーク系研究室にいた5年生の時、MCSの存在を知った。「県内企業と学生の交流会でMCS社員の方と話す機会があり、島根でセキュリティシステムを開発している点に魅力を感じました」と志望動機を振り返る。入社後はOJT教育を受けながら、開発業務へ。新人でも初期の段階から開発のコアな部分に触ることができ、自分の意見を吸い上げてくれる社風があった。「良いアイデアだったら、どんどん採用してもらえる。それが仕事のモチベーションになっています。これからもお客様がセキュリティに求める使いやすさを一番に意識して、良い製品を開発していきたいです」と話す。ネットステイブルの多くは、これまでミックのIT関連機器と連動販売されていたが、今後は新規の市場開拓が成長のカギ。2016年12月には東京支店を開設し、首都圏での売り上げを拡大している。MCSのセキュリティ開発メーカーとしての役割は、ますます強まりそうだ。
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よくある質問

Q.主力開発製品の「NetStable」とは?
A. コンピュータネットワークに不正侵入を試みる悪意ある通信に対し、24時間365日の高速モニタリングでリアルタイムの防御を提供する、次世代のネットワーク不正侵入防御システムIPS(Intrusion Prevention System)。新しい脅威もすぐに対応し、大切な情報の流出を未然に防ぐ強固なシステムが特徴です。

Q.会社はどんなところにあるの?
Q.どんなユーザーが利用しているの?
Q.主力開発製品の「NetStable」とは?

Q.セキュリティを学んでないと社員になれない?
A. セキュリティにとらわれず、プログラミングやネットワーク系の仕事に興味があれば、まずは開発技術者として適性があります。営業やサポートなどのセクションと連携して進める仕事なので、人とのコミュニケーション能力やチームワークも大切です。

Q.さらなる全国市場の開拓は?
イベント企画運営と映像制作の精鋭集団
少子・高齢化や人口流出など、多くの地域的な課題を抱える島根県。そうした課題を産・官・学との有機的な連携を図りながら解決を目指し、産業・観光振興のビジネスチャンス創出につなげる集団がある。それが2007年設立の《株式会社メディアスコープ》だ。
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イベント事業では、地元松江の風物詩として定着した《松江水燈路・学園水燈路》や、中海・宍道湖・大山圏域の市長会事業《山陰いいものマルシェ(産直市場)》、大学・病院の学会の企画運営など。映像では、企業CMをはじめ観光プロモーション映像、企業PR映像、教育ビデオなどの制作で、設立以来多数のイベント運営・制作の実績を誇る。また、昔の8ミリフィルムやVTRなどの貴重なメディアを、デジタル化で半永久保存活用する《デジタルアーカイブ事業》も得意分野だ。「私たちの企業理念は、人と地域を元気にすること。その手段としてイベントや映像があります」と話すのは、中尾禎仁代表取締役。人を元気にさせ、地域を活性化させるためには、まず社員1人1人から。
12名の少数精鋭集団は、素直・明るさ・元気をモットーに持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、クライアントの信頼を得ている。
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地域の未来を見据える中尾代表
少数精鋭集団を率い、地域を元気にする目標を掲げる中尾代表の眼差しは、常に未来を見据えている。

学会・学術大会の企画運営
多種多様なイベント業務ノウハウを有するメディアスコープだからこそ、押さえるべきポイントをしっかり押さえ成功へのサポートができる

映像製作にかけるこだわり
地域の貴重な映像アーカイブや、企業・地域の魅力を引き出す動画製作など多岐にわたる映像部門。社員同士のコミュニケーションにより常に高みを目指している。

地域の魅力を惹き立てる「松江水燈路」
例年の開催で地域の名物となっている松江城周辺をライトアップする光のイベント。 開催当初から企画・運営に携わり地域の魅力を惹き立てている。

地域の魅力を集結「山陰いいものマルシェ」
中海・宍道湖・大山圏域を中心に、山陰の農水産品、加工品など選りすぐりの逸品を一堂に集めて展示・販売する《山陰いいものマルシェ》。
ミックグループの地域貢献活動


島根スサノオマジックの熱血ブースター
株式会社ミックの宮脇和秀代表取締役は、島根県スポーツ地域振興推進会会長でもある。ミックは、2010年 に誕生した島根初のプロスポーツチーム《島根スサノオマジック》の株主&スポンサー企業の1社として、地域の活性化と発展にスポーツ面から貢献。ホーム・アウェイ戦に関わらず、熱血ブースターとして地元チームを応援している。
県域縦断の「ダイナミックフェア」
年1回“オフィスの身近な応援団”をテーマに、ミックの島根県内6拠点で開催する展示会。県内外の情報業 20社参加の新製品デモ、情報管理に役立つセミナーなど多彩なプログラムで、毎年、県下全域で約3000名を集客する大イベントだ。MCセキュリティ、メディアスコープもブースを出展し、多くのお客様から好評を得ている。


