株式会社 アート建工
時代のニーズに対応した家づくりで、業界に新風を巻き起こす

地元密着型で大企業に打ち勝つ!社長が語る「住宅の仕事」

鳥取県の地域密着型工務店《株式会社アート建工》。アート建工を確かな展望を持って牽引するのが、「建設業は、究極の地場産業」と話す魚谷宗司社長だ。主に公共事業を手掛ける建設会社の3代目として生まれた魚谷社長は、「たくさんの人たちと関わり合いながら家をつくり上げる楽しさ、そこで出会えるお客様との関係性、自由度の高いビジネスモデル」に魅了され、「アート建工での家づくり」を「一生の仕事」として選んだ。
続きを読む
業界では“型破り”とも考えられる革新的な経営・業務手法を導入しながら躍進を続け、2017年10月に本社を境港市から米子市に移転。〝第二創業期〟を迎えた同社の成長は著しく、社員数は一昨年の18人から、昨年は25人、2019年は37人と1年で約10人増の勢いで拡大し続けている。
記事をたたむ
革新的手法で建て売り販売が好調
2018年にデビューした新ブランド《トコスホーム》も好調だ。高気密・高断熱な仕様に太陽光パネルを設置することで低ランニングコストな住まいが実現できるというもので、高性能な造りとコストパフォーマンスの良さに加え、“分譲住宅”いわゆる“建て売り”へと舵を切った革新的な手法で、着工から完成までの3~4カ月の間に、ほぼ100%の確率で買い手が現れるという奇跡の数字を叩き出している。
続きを読む
2018年8月には島根県出雲市にトコスホームの営業所を立ち上げ、出雲地区にも販売エリアを拡大。2019年10月にはモデルハウスをオープンし、事務所をモデルハウス内に移して、受け入れ態勢を強化させた。
記事をたたむ


出雲にトコスホームモデルハウスが完成
幅広いニーズに応える〝山陰スタンダード〟な家
アート建工の住宅は耐震等級最高ランクを実現し、山陰の雨や湿気、雪の多い気候に適応した〝山陰スタンダード〟な家を提案している。普及価格の建売住宅から、プレミアムな素材にこだわり意匠を凝らした高級住宅まで幅広く対応する。
幅広いニーズに応えて新築棟数を伸ばすのと並行して、建てた後の定期点検やアフターサービスを充実させるためにリフォーム課を新設。そのリフォーム課を担っているのが、2017年に入社した木曽良二課長だ。
続きを読む
木曽課長は15歳から建築業界に入り、働きながら定時制高校に通って名古屋の大学に進学。名古屋で働いた後に地元の島根県に帰って松江市内の会社でリフォーム関連の経験を積み、60歳の定年を迎える前の年にアート建工に入った。2018年9月のアフターサポートセンター開設にも尽力し、家の困りごとや修理、増築などの相談に木曽課長が出向いて対応している。
建築業界での経験年数が長い木曽課長から見てアート建工は「社内の雰囲気がよく、決断力と行動力のある会社」といい、「60歳を過ぎると正社員ではなくなる会社が多いですが、アート建工では正社員として迎えてもらいました。元気な間はしっかりと働きたい」と意欲を見せる。
記事をたたむ


建てた後をサポートする木曽課長
豊富な経験と柔らかな物腰で、オーナー様宅に出向いて家の困りごとや修繕などに対応しているリフォーム課の木曽課長。アフターサポートセンターと連携し、アフターサービスの充実に努めている。
イキイキと働く姿に家族も安心
社員教育にも力を入れる。入社後はJAHBnet加盟各社の新人研修、建築・住宅関係の総合商社の新人研修と、独自の2ステップ研修が用意されている。その教育環境の良さを実感しているのが2019年度の新入社員、米子市出身の荒木梨沙さんと境港市出身の奥宮和美さんの2人だ。
共に兵庫県の短期大学と大学で学び、就職活動の際に「看板などを見て以前から知っていたアート建工に興味を持ち、ホームページのきれいさに『丁寧な会社なんだろうな』と好印象を持ちました」と口をそろえる。荒木さんは「面接を受けた時の会社の雰囲気がとても良かった」、奥宮さんは「地元密着型の会社方針にひかれました」とそれぞれ語る。現在は建築部設計課で学生時代に学んだことを生かし、荒木さんはインテリアコーディネイト業務を、奥宮さんはCAD図面作成などを先輩社員の指導を受けながら経験を積んでいる。
続きを読む
先輩社員たちとの交流も多く、2カ月に1回は女子社員全員でランチ会を開催。もちろん、ランチ代は会社の負担で「おいしい料理を食べながら、先輩方といろいろなお話ができて楽しい」と奥宮さん。毎日イキイキと出勤する娘たちの姿に、同居する家族も安心しているといい、荒木さんは「家族から『いい会社に入ったね』と言われます」とうれしそうにほほ笑む。
記事をたたむ
新入社員もイキイキ働く
2019年度に入社した新入社員、荒木さんと奥宮さんの2人は共に建築部設計課で働く。「社員の皆さんに声をかけていただいて、毎日が楽しいです!」と目を輝かせる。



楽しい社内イベントが多数
ボーリング大会やソフトボール大会、登山などのたくさんの社内イベントで社員同士の交流を深めている。

スーパー営業マンはいらない
充実した教育体制に加えて、実績に応じた公平な評価体制も社員のやる気アップにつながっている。営業職に重きを置き、契約に対する販売報酬の割合を大きくする会社が一般的な住宅業界において、アート建工では固定給を手厚くすることでより安定的な給与制度を採用。また、営業職以外の施工など技術職においても、手掛けた棟数が多いほど給与がアップする評価システムを導入している。各役割を重んじた給与システムは〝チームワーク〟を生み、和気あいあいとしたアットホームな社風を創っている。
続きを読む
そんなアート建工が求める人物像を、採用を担当する総務部の安食達也部長に尋ねると「誠実な人柄を重視しています」とシンプルな答えが返ってきた。「家はみんなで造るもの。経験豊富で優秀な〝4番バッター〟でも和を乱す人は望みません。アート建工は、新入社員でも優秀な成績が出せるノウハウを構築しています。チームの一員となって会社を創り上げていくという気持ちをお持ちの方、会社と共にチャレンジしていただける方に来ていただきたい」と呼び掛ける。
記事をたたむ

「最近はどう? 困ったことはない?」と新入社員にやさしく声をかける安食部長。
少人数世帯を対象にした新ブランドを立ち上げ
業界の常識にとらわれず、独自の道を歩むアート建工。定期的にアメリカの住宅事情を視察している魚谷社長は「日本では『家は一生住み続けるもので高い買い物』というイメージが強いですが、アメリカでは結婚、子育て、子どもが独り立ちした後とライフステージに合わせて住む場所を変え、住宅は投資商品として扱われています。日本もそういう時代がいずれ来るでしょう」と予測する。
続きを読む
住宅業界では建て売りの対象として「4人家族」を想定した造りがメインだったが、アート建工では1~2人暮しの少人数世帯を対象にした15~20坪・1LDKで価格もリーズナブルな住まい選びの新ブランド《スマリブ》を2019年12 月に立ち上げた。「地域に住む人たちの暮らし方も変わってきて、求められる住宅も変化しています。多様な選択肢を用意し、ライフステージに合わせて住む家を変えられる環境を整えたい」と、魚谷社長は地域の未来を見据える。
「ブランドの多角化と多店舗化で山陰ナンバーワンを目指す」アート建工。さらに不動産部を立ち上げて事業用物件の取り扱いを開始し、大きな視点で地域と社員を大切に拡大のスピードをゆるめないこの会社は、自身の成長と大きなやりがいを求める人にとって、望ましい会社の一つと言えるだろう。
記事をたたむ


新ブランド「スマリブ」の立ち上げ
2019年12月に、少人数世帯を対象にした新ブランド「スマリブ」がデビューした。「スマリブ」によって、地域の住まい選びの概念が変わるかもしれない。


オーナー様を招待する「感謝祭」を毎年開催
アート建工では家を建てた「オーナー」との関係も大切にし、「オーナー様交流会」を毎年開催。2019年は630人が参加するなど年々参加者は増えており、このことからも顧客満足度の高さがうかがえる。


「地域の皆さんへの恩返しに」という思いから、モデルハウスでブロック塀をキャンパスに地域の子どもたちが色を塗る「壁画アート」や親子の体験教室などの多彩なイベントを催す「ひるままくらぶ」といったプロジェクトを自社で実施するほか、子ども向けイベントや地元サッカーチームのスポンサーとして地域貢献活動も積極的に行なっている。

