社会福祉法人 花の村

一人ひとりの人生に関わってその人らしい生き方をお手伝い

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地域を巻き込んだ保育・介護・育成支援で江津を豊かなまちに

 「福祉」=「弱い人を助けるもの」と考えている人が少なくないのではないだろうか。福や祉には、「しあわせ」、英語のWelfareには「よりよく生きる」という意味がある。地域のみんなが幸せに、よりよく生きていけるように―。そんな想いで地域を巻き込んだサービスを展開しているのが、《社会福祉法人花の村》だ。「私たちの仕事は、一人ひとりの人生に関わるということ。その人らしく生きてゆけるお手伝いをしていくことで、“福祉の和”が生まれるのです」。強く温かい眼差しで、相山慈理事長(46)は語る。

 福祉関連施設が全くなかった江津市東部に1999年、地元の寺の住職でもある相山理事長の父、一善さん(80)が法人を設立。翌年から、デイサービス、ホームヘルプサービス、保育所(現在はこども園)運営を始めた。「ご家庭を回るのが住職の仕事。自然と地域や家庭の悩みなども見聞きし、地域に福祉の拠点を設ける必要性を感じていたようです」と相山理事長。家族が担っていた高齢者介護を、社会全体で支える保険制度が始まったばかりで、周辺地域の理解を得るのは容易ではなかった。そこで地域の行事や祭りにも参加しながら積極的に情報を発信。今では日常的に地域住民が施設やこども園に顔を出し、自家製野菜や花を差し入れたり、庭木の剪定を買って出たりするまでに変化を遂げた。「地域に支えてもらって成り立つのが福祉。私たちは仕事を通して地域に還元することで地域を元気にしていきたい」。江津という地を大切に想うスタッフと利用者、住民が協働して、豊かな地域を生み出しているのだ。

「保育も介護も終わりのない仕事。
だから面白い」と話す相山理事長

自然を生かした遊具でめいっぱい遊ぶ子どもたち。既製の踏み台ではなく、あえて目的に応じて自由に活用できるビールケースを置いておくことで、創造性も養おうという狙いだ

 「人生の基礎作りのお手伝い」と位置付けるこども園では、《花の村》の理念があちこちで体現化されている。その一つが、相山理事長自ら設計し、「あえて障害だらけにした」と笑う園庭だ。石がランダムに埋め込まれて凸凹した場所や、太い竹をそのまま活用した平均台、ドラム缶のたき火台、樹木と融合した遊具などがあちこちに配置され、走り回るだけで体のいろんな機能を自然に使える仕組みになっている。「一歩園外に出ると、危険な箇所はたくさんあります。自らを守れる手段を、遊びを通して学んでほしいのです」。

 高齢者福祉サービスセンターは、「人生を全うするお手伝い」をする場所。在宅介護支援からスタートした事業内容は今、地域ニーズに応じて広がりを見せ、小規模多機能型居宅介護や配食サービスなどのほか、グループホームも3つ運営する。保育と介護の両方を支援する《花の村》ならではの特徴が、高齢者と子どもたちとの交流だ。特に同じ敷地内にある《さくらこども園》と2つのグループホームでは、「おじいちゃん、おばあちゃんと孫」のように日常的に接している。「子どもたちは認知症の方々に一生懸命何かを伝えようとし、お年寄りさんは職員には見せないような表情を浮かべる。両者にとって大切な時間です」。

 一昨年7月からは市内3カ所で放課後児童クラブの運営を始めた。「学校と家庭以外の価値観を得られるサードプレイスのような場所にしたい」。現在は、スペースや制度的に課題があるが、地域を巻き込んだ江津ならではの空間づくりを考えている。

高齢者の
豊かな暮らしを支える

《高齢者福祉サービスセンター合歓の郷》には、デイサービスセンターやヘルパーステーション、小規模多機能型居宅介護など介護が必要になった高齢者や家族を支える在宅サービスが充実。認知症の高齢者が少人数で共同生活できるグループホームも3棟あり、スタッフが家庭的な暮らしを支援する。

自然の中で
人間力の基礎を培う

0歳から小学校入学までの子どもを受け入れている《あさりこども園》と《さくらこども園》。年齢だけで区別しない、個々の育ちに応じたグローバルな保育が、子どもの挑戦意欲をかきたて、発達を促している。一人ひとりが自分に自信を持ち、力強く生きていける基礎力を培っているのだ。

子どもにとって
“第三の居場所に”

江津市から委託を受けて、《放課後児童クラブ》を市内3カ所で運営、放課後や学校の長期休暇期間に遊びや生活の場を提供している。学校と家庭以外の価値観に触れるのは、子どもの生育にとって非常に大切。異なる学年の児童や地域の人との交流を通して、社会性や自主性、創造性を培っている。

地域と協働で実現する
豊かな福祉

関わる人々が多様な個性を発揮し、協働することで深まっていくのが福祉。そこに地域の存在は欠かせない。山菜や果物がグループホームに届いたり、園外保育に使う海や川の周囲をいつの間にか整備してくれたり―。そんな地域住民と共にスタッフは、子どもの育成や高齢者の支援を行っている。

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看護師目線でQOL向上を

 認知症の高齢者9人が暮らす《グループホーム合歓(ねむ)の丘》の看護師、寺本雅美さん(40)は「スタッフや入居者の方は人生の大先輩ばかり。90歳のおばあちゃんに育児の悩みを相談しています」と明るく笑う。ワークライフバランスの崩れなどを理由に総合病院から転職、今はプライベートに余裕ができ、仕事もクリエイティブになったという。日中は、入居者と一緒に料理を作ったり、排泄や入浴の介助を行ったりしている。「自分の両親にしてあげたいケアを心掛けています」。

 寺本さんの加入で、日常的な健康管理や医療ケアが充実したほか、終末期の看取り介護が可能に。発熱や外傷などの対応もスムーズに行えるようになった。「疾患の治療がメインで、退院したら関わりが減る病院に比べ、その人らしい生活の質向上を看護師の視点で考えられるのが介護施設のナース。自分は必要とされているんだと感じられ、それがやりがいにつながっています」。今後は他施設の看護師との連携や、ケアマネジャーへの挑戦も目標だ。

看護師の寺本さんがグループホームスタッフに加わり、点滴などの医療ケアも可能

専門ケアで在宅を支援

何気ない世間話をしながら、利用者の想いを引き出してゆく介護士の永通さん

 最期まで自宅で暮らしたいと願う人は多い。そんな在宅生活を支える基盤の一つが、《デイサービスセンター合歓(ねむ)の郷》だ。送迎付きで、入浴や昼食、レクリエーションを楽しめ、介護士の永通香織さん(40)ら専門スタッフのケアを受けることができる。「入浴介助中、打ち身や隆起が見られた方に原因を聞いて受診を勧めることも。本人さんが言いにくいことも、うまく引き出して困りごとを解決したい」と永通さん。昼食時は、弁当を持参して利用者と同じテーブルに着き、会話を楽しみながらさりげなく様子をうかがう。

 ボクシングやヨガの要素を取り入れた独自のリハビリプログラムも導入。利用者の状態に応じた個別機能訓練で、日常生活を支えている。介護計画の評価をしたり、利用者宅に出向いて家族やケアマネジャーらと話し合ったりするのも、大切な仕事だ。「ショートステイから帰った多くの人は、『やっぱり家がいい』って仰られます。できるだけ在宅で生活できるよう支えたい」

子どもの力を信じる

 「朝の会」を終えて園庭に飛び出してきた《あさりこども園》の子どもたちは、ぐるぐると移動しながらお気に入りの場所で遊び始める。木に登ってグミを摘んで、保育教諭の浅原雄大さん(24)に差し出す子どもも。「子どもは大人と違って反応が素直に返ってくる。長時間一緒に遊んでいても楽しいんです」と浅原さん。昨春から自身も通っていた同園で勤め始め、3~5歳児をチームで保育している。年齢だけでは区切れない子どもの発達。一人ひとりの子どもが挑戦意欲をかき立てられるよう、活動ごとに興味や関心、習熟の度合い、年齢などで分け、狙いに応じた保育を行っているのだ。

 いつの間にか手が出てしまう子や、思ったことを上手に伝えられずに泣き出す子もいる。浅原さんは、できるだけ子どもたち同士で解決できるよう遠目で見ながら、要所で困っている子に寄り添う。「言い負かされて、つい手が出ちゃうケースも。でも想いを言葉で伝える大切さを言い伝え続けていたら、子どもは分かってきます」。そう語りつつ、「実は人見知り。誰にでも意見を言え、同僚や子どもたちから頼りにされる保育教諭になりたい」と照れながら想いをもらす。

「子どもが大好き」と話す浅原さんの元には、自然に子どもたちも集まってくる

みんな違ってみんないい

 《あさりこども園》のエントランスホールわきに、肌や髪の色、体型もさまざまな「バービー人形」がいる。車いすや義肢を使うバービーも。「みんな違ってみんないい」。相山理事長がアメリカのネットショップから購入したこだわりの玩具だ。子どもや高齢者に限らず、どんな人も一人ひとり違う人生を歩んでいる。その人らしい生き方に寄り添う―それが《花の村》の目指す福祉なのだ。
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社会福祉法人 花の村
業種
社会福祉事業
事業
内容
高齢者福祉事業・児童福祉事業・障がい福祉事業
創 業 平成11(1999)年8月23日
代表者 理事長 相山 慈
社員数 154名(男32名 女122名)
〒699-2841
島根県江津市後地町821
TEL /0855-55-3131
デイサービスセンター合歓の郷
ヘルパーステーション合歓の郷
在宅介護支援センター合歓の郷
居宅介護支援事業所合歓の郷
小規模多機能型居宅介護合歓の丘
グループホーム合歓の郷(さと・やかた)
グループホーム合歓の丘
配食サービスセンター合歓の郷
花の村温泉 あさりこども園
さくらこども園 高角放課後児童クラブ
渡津放課後児童クラブ
江津東放課後児童クラブ

求める人材像

チームのメンバーとフォローしあい、協力して仕事をすることを楽しめる人。

仕事を通じて地域を盛り上げたいと考えている人。

新しいアイディアを生み出したいという意欲のある人。

介護、保育の仕事が好きな人。関心がある人も。

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