株式会社 ヨナゴ技研コンサルタント

社会インフラを計画・設計・維持管理
まちの未来図をゼロから描く

建設に関わる業務をコンサルティング
縁の下で暮らしを支える

 道路や橋、下水道・上水道、のり面対策など、官公庁が建物以外の公共工事を行う際に、現地の調査や測量をして設計図を作り、最適な方法を提案する。まさに、“公共工事のレシピ”を作っているとも言えるのが、建設コンサルタントだ。たかが測って図面を描くだけ―と侮るなかれ。現代の街は、地上にも地下にも多くの物があふれ、権利関係を明らかにするだけでもひと苦労な上、ビルや家、山や川など高さや大きさ、長さも異なる様々なものは、定規やメジャーで簡単に測るというわけにはいかない。

 高度な測量設計技術に加え、企画の構想や、工程、品質を管理したり、受注者に説明する能力も問われる。「まさに、建設に関わるあらゆる業務をコンサルティングするのが我々の仕事です。建築物のように目には見えにくいですが、暮らしを支えるためになくてはならない仕事だと自負しています」。《株式会社ヨナゴ技研コンサルタント》の大西幸人社長(62)は胸を張る。

 旧国鉄を退職した初代社長が1971年、国有地の線路と、隣接する私有地を分けるために測量する会社を興したのが起源だ。設計の需要が高まってきたことなどを背景に1991年、現在の形に組織と名前を変更。約15年前からは、入札から測量、設計まで担うようになった。「かつて設計は大手コンサルに任すケースがほとんどでしたが、地元企業の育成を念頭に、建設業界でも“地産地消”の流れが活発化してきました。うちもこの15年で仕事が増え、社員はほぼ倍になりました」。

量、設計技術だけでなく、工程・品質管理能力や提案力、プレゼン力、さらには協調性やコミュニケーション力も問われる建設コンサルタント。「目立ちませんが、社会に不可欠。縁の下の力持ちのような存在です」と大西社長。「経験を重ねる中で、きっと人間的にも成長できるはずです」

鳥取県下全域をカバー
災害時には迅速に対応

 本社のある米子市を始め、近隣自治体はもちろん、鳥取県や国土交通省からも仕事を受注するため、社員は県下全域約3500平方キロメートルを駆け巡る。道路や河川の砂防設計、急傾斜対策工設計などに加え、高度な知識や経験がより問われる港湾整備や張り出し歩道の設計も手掛けている。湖山池の護岸や、2019セーリングの世界選手権が行われた境港公共マリーナ桟橋の設計も同社が担った。また近年、老朽化した橋やトンネルなどの点検や補修・補強設計も増えてきており、ドローンやロボットなどの先端技術を活用した点検にも取り組んでいる

米子市内にあるヨナゴ技研コンサルタントの本社

治山ダムや砂防えん堤の設計など災害を防ぐための整備も大切な仕事だ

 近年は豪雨や台風が多く、各地で道路ののり面が崩れたり、川がえぐれたりしたため、緊急の対応が求められた。「地域住民の方が生活に困っているので早急に動く必要がありますが、一方で被害の再発を防ぐための綿密な調査も必要です」と大西社長。現地の地形や地質、被害状況などから最も適切な対策を考えて、設計していく力が求められる。「災害はどこで起きるか分かりません。社会資本を整備することで、地元住民を守ることができるやりがいのある仕事です」。

信頼と実績で受注拡大
チームワークで正確な仕事

営業部 石賀一成さん(42)

 公共工事を担う建設コンサルタントの仕事の端緒は、入札による受注だ。かつては価格競争方式がメーンだったが、近年は技術力を審査する「プロポーザル方式」や、技術と価格の両方を審査する「総合評価方式」による業者選定が増えてきている。営業部の石賀一成さん(42)は「受注を頂くためにはまず信頼が大切です。現在請け負っている仕事の進捗状況を丁寧に報告したり、スムーズな業務ができるよう工法や機材の提案をしたりしつつ、社の実績をアピールして次の受注に繋げていくのも営業の仕事です」と話す。石賀さんのもう一つの大きな業務が、積算業務。施工に必要な標準的な労務や材料、機械などを示した「標準歩掛」をもとに、様々な条件を設定して、会社として出せる予定価格を弾いていく。「わずか10円の差が受注の可否を決めることもあり、シビアな世界です。情報収集と研究・分析が欠かせません」と厳しい顔つきになった。入札できなかった時は、公開された他社の積算内容を見て、自社との差異を分析、次に生かしているという。

続きを読む

 石賀さんは、同業他社などを経て一昨年、中途入社。「40歳代が多いので活気がありますね。経験を重ね、数年後にはさらに力のあるすごい集団になるように感じます」。そして、建設コンサルタントの魅力をこう語る。「物が出来上がるスタートのスタートが私達の仕事。私達がいなければ道路も橋も造れません」。

記事をたたむ

「自治体との“つなぎ役”」 営業部

「測量がどれくらい進んでいるか伝えたり、新しい技術を提案したり、と受注させてもらった自治体には最低でも週に一度はお邪魔しています」と話す営業部の石賀さん。設計や測量の知識も必要だ。「ある程度は詳しくなければ、分かりやすくお伝えすることもできません。大変ですが、自らも提案しながら新たなものを生み出していけるというのは非常に面白いですね」。

 受注が決まれば、発注者との協議などを経て、現場での測量が行われる。約16年の経験がある大谷恭平さん(36)は、「測量でミスがあると後の作業に全部響きます。皆でチェックし合って、正確なデータを設計に送るのが僕らの責務ですね」と説明する。測量はたいてい2~3人のチームで実施。1人がミラーの付いたポールを持って測定地点に立ち、もう一人が「トータルステーション」を用いて角度と距離を同時に測る。その後、測定したデータをパソコンに落とし、専用ソフトを用いて平面図、縦断図、横断図を作成し、設計部に渡す。「1枚の平面図を作るのに広い現場だと1ケ月以上通うことも。道のないような場所を歩くこともあるんですよ」と苦笑いする。

測量士 大谷恭平さん(36)

「道なきところに道を造る」 測量士

道路や橋など暮らしに不可欠な社会インフラを生み出す建設コンサルタント。それゆえ現場には、まだ道すらないことも少なくない。平面図、縦断図、横断図、と一つの現場で少なくとも3種類の図面を作成する必要があるため、長い時には同じ現場に半年以上通うことも。「だからこそ、全ての図面が完成出来た時の達成感は、口にできないほどですね」と誇らしげに笑う大谷さん。近年はドローンやレーザースキャナなどを用いた3次元測量にも力を入れている。

若い社員を丁寧に育て機動力の高さが強み

 大谷さんは、プライベートでは小学3年から中学2年までの3人のお父さん。チームで業務を行っているため、平日の学校行事などにも参加しやすいという。「同じ年頃の子どもを持つ社員が測量部だけで3人もいるので、互いに調整し合って抜けています」。現在、測量士と補償業務管理士(土地調査部門)の資格を保有しているが、さらなるキャリアアップも目指している。会社も、業務に関わる重要な資格に関しては、報奨金や資格手当を出すなどして技術者としてのスキルアップをバックアップ。「でも」と大西社長が付け加える。「資格や専門知識がなくても会社がしっかり育て上げるので、土木測量設計に興味があれば誰でも挑戦してみてほしい」。
道路の設計

新設の道路設計や歩道設計、また既存の道路やコンクリート構造物の点検・補修設計なども手掛ける。

設計部 大塚結衣さん(26)

 “初心者”から育て上げられた社員の一人が、設計部でCADオペレーターとして活躍する大塚結衣さん(26)だ。商業高校を卒業後、「パソコンが使えるなら、実務は丁寧に教えます」という声に導かれるまま入社した。「最初は専門用語が全然分からなくて、何度も聞き直したことを覚えています。同じような設計でも現場によって計画も対策も変わってくるので、毎日の一つ一つの経験がすべて勉強でしたね」。

続きを読む

 設計者の指示に沿って、図面を仕上げていくのが大塚さんの仕事。作るものによって必要な入力事項も当然異なり、細かい注意力も求められる。「たとえば横断面図を作る場合でも、道路工事と護岸工事では並べ方や配置がまるで違います。8年間勤めましたが、全く同じ仕事は一つもありません」。CADオペレーターの仕事は、受注者に納入する前の最後の業務だけに、プレッシャーも少なくない。納期がタイトな災害復旧工事の場合はよりスピードが求められる。「大変な時期もありますが、チームワークで乗り切っています」と笑う。社内には出産後、短時間勤務制度などを活用しながら復帰する女性社員も多い。「結婚・出産しても、この会社なら続けられると実感しています」。

 社員35人の平均年齢は40歳代前半と若い。大西社長は、会社の強みの一つとして〝機動力〟を挙げる。「次世代の担い手を育て、県全域をカバーできる体制を整え、鳥取の社会資本整備に貢献したい」。

記事をたたむ

人々の生活の利便性や安全性を守る土木設計

私たちがいつも利用している道路や橋などを、発注者の要望に沿って計画し、工事ができる形にしていくのが土木設計。設計部では、道路や橋・砂防ダムなどの、計画設計から点検・調査・維持管理まで行っています。子育て真っ最中の秋山さん(上)は、短時間勤務で“ワーク・ライフ・バランス”を大事にしながらも、培った経験を活かしCADオペレーターとして活躍している。「建設業は資格や経験が評価されるので、出産などでキャリアが中断しても復帰しやすく、長く働いていきたい方にはおすすめです。弊社は会社全体で資格取得などに向けて取り組んでいるので、子育て中でも働きながら成長していけます」と秋山さんは話す。

オフィスをリニューアル

建設コンサルタントの仕事は、社内でデスクに向かう時間も長い。より良い環境で質の高いパフォーマンスをするため、オフィスをリニューアルした。ワンフロアだった設計部と測量部をフロアを分けて配置。広々としたクリーンな空間で、より快適に仕事に取り組めると社員にも好評だ。

40
株式会社 ヨナゴ技研コンサルタント
業種
土木サービス業
事業
内容
建設コンサルタント(土木測量・設計)業
創 業 昭和46(1971)年5月8日
代表者 代表取締役 大西 幸人
社員数 35名(男26名 女9名)
〒683-0854
鳥取県米子市彦名町1460番地4
TEL/0859-29-5321
倉吉営業所

求める人材像

技術を求められる仕事ですが、やる気・努力・向上心のある方なら専門知識が無くとも会社が責任を持って指導・フォローをします。

明るく元気にコミュニケーションが取れる方を求めます。

資料請求・お問い合せ先

採用直通 TEL