島根県警察本部

地域で暮らす人々の安全と安心を守る

心身のゆとりがあってこそ現場で発揮できる強い正義感と使命感

 地域の安全と安心を支える警察官。しかし、「安全・安心」と一言で言っても、暮らしには様々な場面があり、対応する警察官の仕事も多種多様だ。パトロールなどによる被害の未然防止や災害時の対応、少年の健全育成、殺人や暴行などの凶悪犯罪解決など多岐にわたる。さまざまな角度から、地域住民の安心した暮らしを支えているのだ。

松江署地域課の尾原大渡さん

 全国各地で深刻な被害が発生している特殊詐欺。松江署地域課松江駅前交番の尾原大渡さん(24)は、巡回連絡で地域を訪問中、高齢女性から相談を受け、被害を未然に防いだ経験がある。「女性の携帯電話に届いたメールを見て、詐欺の手口と分かったので、連絡を取らないよう伝えました。被害に遭われなくて良かったです」と笑顔を見せる。
 繁華街や観光地に近い駅前交番では、突発的な事案への対応や、道をたずねる観光客への対応も多い。「おすすめのスポットを紹介できるよう、休日に市内を回ったり、特産品を食べたりしてチェックしています」と尾原さん。事件事故の初動対応や、交通指導、遺失物受理なども担う交番の“おまわりさん”は、まさに地域の駆け込み寺。地域の“平和”を、そっと支えている。

地図を見ながら、観光客に丁寧に対応する松江署地域課の尾原大渡さん

事故対応から交通指導、道案内まで市民の困りごとすべてに対応する“おまわりさん”が、地域の平和を支えている

男性も女性も、育児と仕事を両立

 被害者が子どもの時や、精神的なダメージが強い場合、被害を自覚できないこともある。松江署生活安全課の村木真央さん(22)は、「児童ポルノ被害に遭うと思わずに写真を送る女子も少なくありません。取り締まるだけでなく、彼女らに事の大きさを気づかせてあげることも必要です」と語気を強める。生活安全課では、少年が起こした犯罪やストーカー規制法、ごみの不法投棄、風俗犯罪など幅広い犯罪を扱う。
「刑法の網から漏れる犯罪を検挙でき、子どもや女性の味方になれる」と村木さん。今は、少年係担当。児童買春や児童ポルノなど少年の福祉を害する犯罪を防ぐため、SNS上の書き込みなどをチェックするサイバーパトロールも行っている。「子どもたちが心を開けるよう対話を重ね、将来を一緒に考えていけるよう努めたい」。おいしいものを食べるのが大好きだという村木さん。同僚に聞いた穴場のグルメ店をめぐるのが、休日の楽しみだ。

松江署生活安全課の村木真央さん

 「人の人生に寄り添える仕事。結婚しても母親になっても続けたい」と話す村木さん。県警では、育児休業から職場復帰した女性職員が主要ポストでキャリアアップを図れる「育児サポートキャリアップ制度」など、子育てしながら働きやすい環境を整備している。

「被害者だけでなく加害者の苦しみも支えられる存在になりたい」と松江署生活安全課の村木真央さん

生活安全課員は、刑法の網から漏れる様々な犯罪に立ち向かう

男性の育児参加も推進。今夏次女が生まれた松江署刑事第一課の山田達也さん(27)は、妻の出産に合わせて休める制度を活用し、計8日間休暇を取得。「突発的な事件がなければ定時で帰れるし、土日も休めるので家事や子どもとの時間も取れます」と話す。

松江署刑事第一課の山田達也さん

 機動隊員として勤務していた2016年には、地震発生直後の熊本で、商店街や住宅街をパトロール。東日本大震災の被災地でも、随所に爪痕が残る現場を目の当たりにした。「少しでも力になれたら、という思いでいっぱいでした」。 人々の悲しみや苦しみに触れた経験は、安全と安心を守る気持ちを一層醸成し、念願の刑事となった今、生かされている。パトロール中、窃盗事件に気づき、捜査を進めて犯人検挙に至ったこともある。「潜在化している被害は多いはず。見えないもの聴こえないものも感じ取れる刑事になりたい」。

刑事は、突発事件の発生で急きょ現場に直行することも

「市民の方にお話を伺う時は、圧迫感を出さないよう心掛けています」と話す松江署刑事第一課の山田達也さん

心に響く指導で事故を減らす

 全国高校駅伝大会に出場経験のある交通機動隊の福田舞弥さん(25)は、先導する白バイ隊員があこがれだった。1年半の交番勤務を経て今春、希望した部署に配属された。重さ約300キロもある1300CCの大型バイクを操って、交通取り締まりを行う白バイ隊員には、通常以上の運転技術が求められる。

交通機動隊の福田舞弥さん

「違反車だけでなく、車の流れや歩行者の動きにも気をつけつつ、お手本になるような運転をしなければいけません」。厳しい訓練を続ける福田さんには、事故防止への強い思いがある。共に駅伝を頑張っていた友人をバイク事故で亡くしているのだ。「交通違反は誰かの命を奪う可能性もある。それを相手の心に響くように伝えて事故を減らしたい」。

大型バイクを自在に操る交通機動隊の福田舞弥さん

 多い時には一日で200キロ以上走ることも。今は研修期間中のため、指導員とチームで行動しているが、将来的には一人で行動する。「違反者への指導の仕方や、走行技術など先輩からは学ぶことばかり。厳しさと優しさにメリハリがある、信頼できる先輩です」。
 緊急時に迅速に動くためには、日頃の訓練が欠かせない。潜水捜索や大規模警備、災害出動などを担い、危険な現場でもスピーディで的確な動きが求められる機動隊は、他部署に比べても厳しい訓練を行っている。隊員1年目の長島啓人さん(22)は、「訓練はきついですが、人命救助につながると思えば頑張れます」と表情を引き締める。ベンチプレスや懸垂などで体を鍛えることにも余念がない。「ロープの結び方だけでも何十種類とあります。小さなミスが命に関わるので間違いは許されません」。

機動隊の長島啓人さん

 機動隊独身寮に暮らす長島さん。現場での経験はまだないが、先輩らの出動支援をしたことはある。「夜中に呼び出しがかかり、救助用具などの準備をしました。知識や技術を増やして、早く一人前になりたい」。寮生活だが、土日は外泊も可能。長島さんは、好きなバイクでツーリングすることが多いという。将来は交番勤務を希望。「地域住民の方と一番関われる仕事ですから」。

さまざまな非常事態を想定して訓練する機動隊

地域を守る不可欠な存在

 警察組織の中には、警察官以外の職員も働いている。予算執行や福利厚生の手続きなどを行い、後方支援として不可欠な存在だ。警察官志望だった錦織大輝さん(20)は、陰で警察官を支えている警察職員の存在を知って、進路を変えた。警務部会計課で警察装備を担当、約1500人分の制服の調達や車両修繕などを任されている。「事故現場からの救出などで服に血が付いたり、破れたりしていることも。速やかに新しい服や車を用意することで、現場の活動に貢献していると自負しています」。
会計課の錦織大輝さん

錦織大輝さんら警察職員は、警察官の後方支援のほか、遺失物業務など市民に直接関わる業務も行う

3月に結婚。同居する両親や妻も働いているため、家事を担う時間が増えた。「法律や規則などの知識を深め、縁の下の力持ちになれれば」。
 警察官は誰もが警察学校で半年以上、実務や法律、術科などを学ぶ。知識や技能を習得するとともに、地域の安全を守るという心構えを醸成するのだ。入校中の尾﨑寧々さん(19)は、「条文の意味まで理解する必要のある法学の勉強は特に大変。でも仲間と助け合っています」。テスト期間中は自習時間に同期と一緒に勉強することも。「いつの間にか連帯意識が高まりました」。実家は県西部のため、普段の休みは寮で仲間との時間を楽しんでいる。

警察学校初任科生の尾﨑寧々さん

 小柄な尾﨑さんも毎日の訓練で筋肉が付き、入校時に着ていたブラウスは肩がきつくなった。「住民の方の目線に立てる警察官を目指したい」。
 強い正義感と使命感を抱く警察官。その責務は、心身のゆとりがあって初めて全うできる。積極的に働き方改革を進める県警は今春、県西部への勤務地選択や在宅勤務なども導入。公私ともに充実した日々を送る若手ポリスの表情は、輝いている。

警察学校では、知識や技能のほか、警察官としての心構えも醸成

警察学校で、心身共に警察官としての素養を高めつつある尾㟢寧々さん

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島根県警察本部
業種
公務
事業
内容
犯罪の予防・捜査、交通事故防止など
創 業 昭和29(1954)年
代表者 島根県警察本部長 堀内 尚
社員数 警察官:約1500人
    一般職:約300人
〒690-8510
島根県松江市殿町8番地1
TEL /0852-26-0110

求める人材像

警察官、警察事務等

警察官になるために特別な資格はいりません。

「困っている人を助けたい」「地域に貢献したい」という優しい気持ちを持っている方のご応募お待ちしています。

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