株式会社 エナテクス

エネルギーと技術で人と環境にやさしい社会を創る

地域インフラに貢献する電気設備技術をベースに中海圏域に事業拡大

 住宅や店舗、ビル、公共施設などに安全に電気を供給する《電気設備工事》。電話、インターネット、セキュリティーなど、情報通信網を支える《電気通信工事》。1989年創業の《株式会社エナテクス》は、電気・通信技術をフルに活かし、地域の快適で安心、安全な暮らしを支えるインフラ整備を担う会社だ。2010年からは、インターネット技術を活用し、自治体の上下水道、河川、気象情報などの施設を手元のスマートフォンやパソコンで効率的に管理できる《遠隔監視システム》を提供。さらに無線通信技術を活かし、行政の防災無線とコミュニティ放送を組み合わせ、自治体の日常的な情報や緊急時の災害情報、消防・救急指令システムなどを構築。円滑な伝達を叶える《情報伝達事業》を手がけ、多くの自治体で導入されている。
 「時代の求めるインフラ整備に、自社で培った技術と知見を盛り込み、しなやかに対応していきたい」と語るのは福井利明社長だ。37歳で、勤めていた電気工事会社から独立。目指したのは“施工事業者らしくない”会社だ。仕事は入札情報を待って取りに行くのではなく、取引先が予算を組む前に、省エネルギー化などの課題や悩みを聞き取り、それらを自社技術で解決する企画を示すなど、提案型の営業スタイルを貫いている。また、登記上は創業地の倉吉が本社、1999年開設の北栄事務所が支社に位置付けられているが、社内外ではあえて倉吉オフィス、北栄オフィスと同列で呼ぶ。「一般的な本社・支社という格差を付けたような呼称が好きではありませんね。お客様がどの拠点にコンタクトをとっていただいても、同じようにエナテクスの事業・サービスを提供できる拠点作りを、社員みんなで心がけています」と笑顔で話してくれた。

右/福井利明社長 左/鳥取の美しい自然と人が調和する社会を未来につなぐ「エコソリューション事業」を推進する福井暖副社長

2017年には中海圏域を視野に、境港オフィス(支社)を開設した。古くから海運・漁業で栄える境港市は、海と空(米子鬼太郎空港)2つの玄関を持ち、橋を渡れば松江、出雲に繋がるというアクセスの良さ。今後のエナテクスのビジネス拠点として多くの可能性を秘めているという。すでに水産加工企業などで、新規取引先を開拓。境港出身の新卒社員も2名採用し、境港オフィス配属を目指し、北栄オフィスで成長中だ。

人・社会・自然を結ぶ再生可能エネルギーで持続可能なまちづくりを

 電気設備工事で地域のインフラ整備に貢献するエナテクスは、電気をより快適に効率的に利用するため、また温室効果ガス排出削減に欠かせない再生可能エネルギー技術の研究に取り組んできた。2000年、グループ会社の《(株)エナテクスサービス》を設立し、鳥取大学と共同で風力発電の「移動式風況精査システム」研究に着手。2012年には太陽光発電所の運営管理を行う《(株)エナテクスソーラー》を設立し、環境にやさしい町づくりを推進する北栄町が公募した《北栄高千穂太陽光発電所》の事業者に選ばれた。

当時は山陰初の地元企業によるメガソーラー事業として、大きな話題となった。同時に、太陽光発電の普及を新たな事業活動に加え、発電量を最大化するシステムの選定・設計、日射量の調査、施工、管理などをトータルサポートする体制を自社で作り、地域の遊休地や廃校跡地などの有効利用促進、さらには休耕地で農産物栽培と発電を同時に行うソーラーシェアリングで農地再生に取り組んでいる。エナテクスは、再生可能エネルギーの普及を通し、新たな雇用機会の創出、地域経済の循環、子どもたちへの環境教育などを目標に企業活動を行っていく。また、2021年5月には、『再エネ100宣言ReAction』に参加。エナテクスグループ全体で、2023年までに全拠点の使用電力を、100%再生可能エネルギーに転換することを目指している。

ソーラーシェアリングで原木しいたけ栽培に取り組むプロジェクトスタッフ

 CO2排出がもたらす地球温暖化の影響で、国内でも異常気象による災害が発生している。環境省は、2050年までに脱炭素社会の実現を目指し、最終エネルギーの消費量が大きいオフィスビル、商業施設、工場のゼロエネルギー化(ZEB/ゼブ)を推進中だ。2021年11月、エナテクスは、鳥取県で初めてZEBを実施する登録事業者として、《エコソリューション事業》を立ち上げた。「現在使っている設備機器やシステムの運用改善を行い、省エネを図ると共に、太陽光発電などでエネルギーを創り出し電力の年間収支を限りなくゼロに。快適で生産性を損なわず、ストレスの無い省エネ化で、建物のゼロエネルギー化を実現します」と、新事業を推進する福井暖副社長。ZEB推進のため、地域の自治体や企業に、積極的に提案していく考えだ。

社員一人ひとりに寄り添い多様な人が活躍できる職場

 工事課主任の丸山正貴さん(28)は、倉吉総合産業高校電気科出身で入社10年目。年齢の近い先輩社員が新入社員の指導・相談役となりサポートする「メンター制度」で、後輩から慕われる存在だ。丸山さん自身も、入社後4年間は先輩のサポートを受け、5年目から独り立ち。「最初はとても不安でしたが、失敗してもフォローしてもらえる環境だったので、失敗を恐れる事なく挑戦でき、成長することができました」と振り返る。エナテクスでは1999年から、鳥取県電気工事業工業組合主催の電気工事技能競技大会に毎年出場し、多数の入賞者を輩出しているが、丸山さんも7年目の2018年大会で銅賞入賞を果たした。これまで会社の資格取得助成制度で、第1種電気工事士、電気工事施工管理技士1級、消防設備士などを取得し、技術者としてキャリアアップしている。

電気設備工事技術者として入社10年目の丸山正貴さん

 総務・経理・人事担当に加え、広報活動のプロモーションチームでも活躍する総務部の坂元恵さん(37)は、福岡県出身。Iターンで中途入社後、スキルアップを目指し、建設業の会計処理のスペシャリストといえる建設業経理士1級の資格を取得。さらに大学時代の専攻を生かし、HPやパンフレット制作などのデザインワークも手がける。家族の都合で北栄町から米子へ引っ越してからは、週2~3日の出勤とテレワークを駆使。1年間の産休明けの今も、週1~2日の出勤とテレワークを行う。「出産後も仕事を続ける選択肢をいただけて、会社のサポート体制に感謝しています。仕事と育児の両立には不安もありますが、後に続く方の道標になれるよう仕組みも考えていきたい」と話してくれた。

総務部課長の坂元恵さんはIターンで入社9年目

 航空自衛隊、原子力発電所の管理会社を経て入社したのは、業務部の節原幸太郎さん(25)。入社前に一度会社訪問をしたが、いきなり福井社長が出迎え、そのまま社内を案内してくれた。温かい人柄を感じたという。自宅から近い境港オフィス配属を念頭に、今は北栄オフィスで先輩に教わりながら、電気設備工事の図面作成や見積りなどを担当。仕事にやりがいを感じているので、片道70分の通勤時間は少しも苦にならない。「今の目標は、第2種電気工事士と第三種冷凍機械責任者の資格取得です」と節原さん。12月に第一子が誕生するので、会社のサポートを受けながら育児と仕事を両立していく。エナテクスでは、イクボス宣言により社長自身が率先して休暇を取るなど、男性社員も育児・看護・介護休暇取得を奨励。ワーク・ライフ・バランスの実践が進んでいる。

異業種から転職した節原幸太郎さんは入社1年目

個性を重んじる社風でチームワークが光る

のびのびと活躍する若手社員

大切な社員が働く環境整備に力を入れている

農地で電気と作物を創るソーラーシェアリング

 2015年に運転を開始した営農型太陽光発電所《北栄ソーラーファーム》は、エナテクスグループが運営。約1万8000平方メートルの広さで発電量が年間100万キロワット時と、290世帯分の電力消費量にあたる規模だ。ここでは、太陽光を農産物栽培と発電事業で分かち合う取り組み、ソーラーシェアリングが行われている。16年からソーラーパネルの下で、温室効果ガス排出抑制の観点から都市部のビル屋上や道路法面の緑化に使われる常緑キリンソウ(登録品種)の苗を34万本栽培し、種苗開発者である《(株)フジタ》(鳥取県岩美町)へ出荷している。また17年からはパネル下の日陰を利用し、鳥取県生まれの《菌興115号》を使い、原木しいたけ《サンシェードプリンス(R)》を栽培し、販売している。中国山地のコナラや地元のクヌギをほだ木に、わが子のように育てた原木しいたけは、大きくて肉厚、しかもジューシー。陸のアワビと称されるおいしさだ。「太陽光発電所を作った主目的は、人の雇用です」と話す福井社長の元には今年、琴浦町の特別支援学校を卒業した新入社員が、原木しいたけ栽培スタッフに加わった。ハンディキャップの有無に関わらず、作物を育てるよろこびを共有しながら対価を得られる環境を創ること。それもエナテクスのめざす地域貢献の一つだ。

原木しいたけ《サンシェードプリンス(R)》

北栄町の豊かな自然と共存しながら命を育む

創業以来、公共施設の電気設備工事を主体に、鳥取県内各地で事業を展開。左/《北条中学校体育館》照明LED化工事。環境にやさしい照明LED化工事も積極的に行う。中/鳥取県・兵庫県北部の自治体へ上下水道をスマートフォンなどで遠隔監視・操作できるシステムを提供。右/《水木しげるロード》照明リニューアル工事。ムービングライトで夜のまちに妖怪たちが現れる。

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株式会社 エナテクス
業種
建設業 (電気工事業、電気通信工事業)
事業
内容
ICT(情報通信技術)関連事業、再生可能エネルギー事業、電気・通信設備工事業、エコソリューション事業
創 業 平成元年(1989年3月)
代表者 代表取締役 福井 利明
社員数 43名(男37名 女6名)
〒682-0017
鳥取県倉吉市清谷町2丁目73番地
TEL/0858-28-1111(代表)
倉吉オフィス(本社)
北栄オフィス(北栄支社)
境港オフィス(境港支社)
(株)エナテクスサービス
(株)エナテクスソーラー
(株)エナテクスファーム
(株)エナテクスミライ

求める人材像

様々な人とコミュニケーションをとるのが好きな方

地域を「情報発信」を通じて盛り上げたい

様々な業界や事業に興味がある方

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