株式会社 ケイ・エフ・ジー

天然の財産を大切に健康と美をサポート

天然の財産を大切に健康と美をサポートする株式会社ケイ・エフ・ジー

豊かな自然が育んだ純天然のアルカリイオン水ライフラインにも貢献

 人の体の半分以上を占め、生命に重要な役割を果たしている水。中でも特定の水源から採った地下水を原水にした天然水は、体の機能維持や調節などの重要な役割を担うミネラル分を豊富に含んでいる。中国山脈のふもとで、他に類のない天然の財産に着目したのが、浜田市金城町に本社を置く《株式会社ケイ・エフ・ジー》だ。「昔から良質の温泉地帯として知られ、豊かな自然が育まれている金城では、天然のろ過作用によって高品質な水が作り出されています。日本で一番おいしい水だと自信を持っています」と浜松吉幸専務取締役(57)。「ペットボトルの水ってたいてい冷やして飲むでしょ。冷たいと味の違いって分かりにくいけど、常温で飲んでみて。抜群においしいことが分かるから」。自信たっぷりの浜松専務の肌は、若々しく艶やかだ。

災害時には、届けた先から感謝の声も多く上がった。「人を支える商品を生み出せる喜びを実感しました」と浜松専務

緑深い大自然に囲まれた地に建つ株式会社 ケイ・エフ・ジー本社

緑深い大自然に囲まれた地に建つ本社。金城町は昔から良質な温泉地帯としても知られ、恵まれた環境からくみ上げる原水は、pH8.2~8.4の純天然アルカリイオン水だ

 創業は1995年。地元に湧き出る弱アルカリ性冷鉱泉を、温泉以外にも活用できないかと考えられたのがきっかけだ。保健所で調べたところ、飲用にも適していることが判明。特に、体への悪影響が懸念される硝酸態窒素が全く含まれない稀有な原水であり、加熱殺菌しなくても水質基準をクリアできるほど高品質なことが分かった。抗酸化作用のある弱アルカリ性で、美容成分として注目されているシリカやサルフェートなどの希少ミネラル分を含む一方、内臓が未熟な赤ちゃんも安心して飲めるほどマグネシウム含有量は少なかった。「原水がきれいで、フィルターろ過のみで十分な除菌ができるため、豊富なミネラル分を加熱によって失われることなく飲んでもらえるのです。数多あるミネラルウォーターの中でも、非加熱の商品は非常に珍しいんですよ」と胸を張る浜松専務。確かに常温で飲むと、まろやかな軟水のおいしさが際立って感じられる。
 浜田市出身で、大手テレビ局役員だった戸津川明克前会長が郷土からの依頼に応える形で、ミネラルウォーター製造・販売会社を設立。島根県金城産を前面にうたった「金城の華」などのオリジナルブランドを売り出す一方、太い人脈を生かしたトップセールスで委託生産(OEM)も積極的に行い、市場を拡大していった。稀に見る品質の高さと美味しさは、大手コンビニエンスストアや飲料メーカー、生活協同組合などをうならせ、プライベートブランド(PB)製品の受注は年々増加。現在は、ホテルや大学、ドラッグストアなども含め100種類以上もの商品を請け負っている。

OEM生産するペットボトルは100種以上。大手コンビニエンスストアや飲料メーカーの品も請け負っている

 ライフラインとしての水の価値が大きく注目されたのが、2011年3月に発生した東日本大震災だった。発生直後は全国各地の取引先から電話が相次ぎ、生産が追いつかない状態が数ヶ月続いた。「水の重要性を改めて実感するとともに、感謝の声を数多く頂き、仕事への誇りも高まりましたね」と浜松専務。翌年からは、7年間保存できる「純天然アルカリ保存水」の発売も、国内で初めてスタート。全国各地の自治体から問い合わせが相次いだ。「地下700メートルからくみ上げた高品質な地下水を、外気に触れることなくボトリングしているので成分が全く変わらないのです」。市場激化でシェアは一時期より低下したものの、今も1400万超の市民を抱える首都、東京都からは毎年受注しているという。

地下数百メートルからくみ上げた原水を外気に触れることなくボトリングする無菌充填システム

無菌充填システムを採用 非加熱でおいしさをキープ

 「水って大事なんだなあと痛感しました」。震災が起きた2011年、4月からの入社を前に、会社から頼まれて3月半ばからバイトで入った、営業管理部営業管理課長の東学人さん(32)も当時を振り返る。「今でこ そ、自治体や家庭での水の備蓄が進みましたが、数年前までは災害が起こるたびに注文が相次ぎ、生産が追い付かないほどでした」。

 浜田市出身。大学で県外に出たものの、郷里に帰って就職を考えた時に同社を知ったという。「大手コンビニエンスストアのPBを作っていると聞いて、実際に買って飲んでみました。全国に商品展開している会社が地元にあったと知って驚きました」。生産部を経て2年目から今の部署に異動。トラックの手配や荷札の作成など発送業務を主に担当するほか、従業員の勤怠管理も任され、有給休暇取得率向上などを進めている。現在、営業は東京や大阪オフィスにいるスタッフがメインで行っているが、今後は本社がある浜田での営業対応にも力を注ぐ考えだ。

営業管理課課長として、事務システムから従業員勤怠まで管理事務全般を任されている東学人さん

 原水は地下数百メートルの泉源2カ所から採取し、それぞれステンレスパイプで外気に触れることなく工場へ送水。非加熱のまま6段階のフィルターろ過で除菌し、クリーンルーム内で成形されたボトルに充填されたのち、内容量や異物、ラベル、ボトルの状態をチェックし、箱詰めされる。生産工程や機器の管理を担う生産部次長待遇の山口俊也さん(51)は、「すべてコンピュータ制御で生産しているので、一番大事な仕事は定期的に機械をチェックし、異常発生時は速やかに対処すること」と話す。ボトル殺菌に使うボイラーや、ろ過機のポンプが故障すれば、作業は一旦停止せざるを得ず、原因究明や機械修理など迅速な対応が求められる。「同時に重要なのが、労働災害ゼロです。従業員が安全に仕事できるよう、“憎まれ役”を買って出て、口が酸っぱくなるほど注意しています」。

 入社前は、意識してミネラルウォーターを手にすることはなかったものの、今では次亜塩素酸ナトリウムの臭いが気になって、水道水を一切口にしていないという山口さん。「飲み水はもちろん、料理やコーヒーなど口に入る水はすべて自社製品を使っています」。

生産工程はすべてコンピュータ制御されているため、機器管理や異常時の迅速な対応が非常に重要。「普段は後輩らに操作を任せていますが、トラブル発生時は先頭になって対処します」と生産部次長待遇の山口俊也さん

 山口さんの下では、9人のベトナム人技能実習生も勤務している。入社3年目のヴ・ティ・タムさん(32)は、試験管状のプリフォームに熱を加えてエアーを吹き込み、ペットボトルに成形する工程を担当。「機械のトラブル時は大変ですが、労働環境だけでなく住居や設備などもケアしてもらっています。3交代制にも慣れ、コミュニケーションも良く、働きやすい職場です」。新型コロナウイルス感染拡大前に一度帰郷して以降、両親に預けてきた9歳の長男とは2年近く会えておらず、毎日のビデオ通話が楽しみだという。将来は、故郷で農産物を販売する店を開く夢を抱いている。

「故郷は大変な仕事が多いのですが、ここではいろいろ気を遣ってもらって、余裕です!」と笑顔を見せるヴ・ティ・タムさん。成形する容器材料の補給や、製造過程で変形した不良品の廃棄などを担当する

厳しい検査体制で安全性を確保する

 体内に入る飲料水だけに安全性の証明は不可欠。品質管理部検査課課長の釜田吉輝さん(47)は、「一瞬のミスも許されない仕事」と顔を引き締める。2時間ごとにサンプリングして行う微生物検査では、培地の上にフィルターでろ過した水を乗せて一般細菌の有無を確認。水質基準では、1ミリリットル内に細菌集落が100以下とされているが、同社の規格はゼロ。一つでも検出されれば取り置きしている100本をすべて検査するという。

「原水には細菌が含まれていなくても、検査の段階で入り込んでしまう可能性があるようです」。さらに、PHを調べる理化学検査や、35度に加温後、1日置いてから飲用する官能検査も行っている。「入社14年目ですが、再検査で異常が検出されたことは一度もありません」と商品の品質を誇る。顧客からのクレームも担当しているが、「工程改善などにつながることもある上、現場との連携を再確認するきっかけにもなる。ありがたいこと」と前向きに受け止める。

一般的な水質基準よりも厳しい独自規格で、慎重かつ厳密に行われる微生物検査。製品の安全性を担保するだけに、品質管理部検査課長の釜田吉輝さんの眼差しは真剣だ

 数百年の時をかけてろ過された天然イオン水を守るため、同社では湧水量の半分以下に限定して採取している。「何も考えずにどんどん汲み上げたら、井戸は枯渇してしまいます」と浜松専務。ケイ・エフ・ジーは、地域の豊かな自然が生み出した天然の財産を大切に守っている。
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株式会社 ケイ・エフ・ジー
業種
製造業
事業
内容
ミネラルウォーター及び
ウォーターサーバー用天然水の製造販売
創 業 平成7(1995)年3月
代表者 代表取締役 戸津川 隆子
社員数 58名(男37名 女21名)
〒697-0121
島根県浜田市金城町下来原1431
TEL/0855-42-2358
東京オフィス
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