島根県警察本部

地域で暮らす人々の安全と安心を守る

地域で暮らす人々の安全と安心を守る(島根県警察本部)

多様化・複雑化する犯罪や、頻発する事故・災害に幅広い人材で立ち向かう

 地域の安全と安心を支える警察官。時には凶悪犯罪や悪質な詐欺などに毅然と立ち向かい、時には被害者やお年寄り、子どもたちに温かく寄り添う、頼もしい存在だ。「地域の暮らしを守る」という思いは共通だが、一人一人の警察官には個性があり、関心のある業務も違う。大事にしたい家族や友人もいれば、リラックスできるプライベートタイムもある。警察学校で共に勉強や訓練に励んだのち、今は各地で活躍する同期の警察官5人に、リアルな声を聞いた。(敬称略)

警察学校で共に厳しい訓練や勉強に励んだ同期の絆は強い。警察学校時代の思い出を懐かしく語り合う、同期採用の河瀨零羅さん、杉村法香さん、北尾和也さん、長島啓人さん、恩田翔さん(左から)

地域の役に立ちたい

―― 警察官として働くことを選んだ理由は。

河瀨零羅

 駐在所のおまわりさんが中学の後輩のお父さんで、仲良くさせてもらっていました。警察官って硬いイメージでしたが、その方はとても優しくて格好良く、あこがれました。

長島啓人

 地元で働くことができ、地域の役に立てる仕事―と考え、警察官を選びました。

杉村法香

 私も同じく、育ててくれた地域に恩返しがしたかったからです。元々地元志望でしたが、警察官は特にやりがいがあるイメージでした。

恩田翔

 海上保安庁の潜水士が主人公のテレビドラマに影響を受け、人命救助を担う仕事に興味を持ちました。同庁や消防、自衛隊など関係する仕事にいくつか挑みましたが、警察に一番縁があったようです(笑)。

北尾和也

 一人が失速してもチームプレーで勝負できる駅伝が好きで、テレビ中継などを見ているうちに先導する白バイにあこがれるように。交番勤務では小型バイクに乗っていましたが、その後、白バイ隊員を目指し、大型自動二輪の免許を取得しました。

同期との強い絆

―― 警察官としての知識や技術、体力、心構えを身に付ける警察学校。学校生活で印象に残っていることは。

北尾

 身だしなみが乱れていたり、部屋の整理整頓ができていなかったりするなど規律を守れなかった場合、草刈りなどの清掃活動を課されることがありました。警察学校の敷地は広く、草を刈る場所も広範囲なので結構きつかったですね( 苦笑)。でも、そんな積み重ねが自分を律することにつながっていった気がします。今、交通違反などで人に注意する立場になり、我が身を正しておくことの大切さを改めて感じています。

河瀨

 僕は草刈りが好きでしたね。課外時間に皆で何かを一緒にすることはあまりなかったので、一つの目的に向かって仲間と力を合わせる貴重な時間に思えました。

長島

 食事は、体力作りにおいて大切なのですが、入校初日は、緊張とプレッシャーでごはんがのどを通りませんでした。しかし、同期がいることで、そのプレッシャーもいつしか和らぎました。

恩田

 法律や各種制度など覚えることがとても多くて、苦しみました。テストの前には、同期が上手にまとめたノートを借りるなどして、早起きして勉強しました。

杉村

 同期19人中、女性は5人いたのですが、理容美容専門学校の先生に社会人としてのメイクを教えてもらったのが印象的でした。

恩田

 男性もひげそりの仕方や眉の整え方などの講座がありましたね。

ワークライフバランスも充実

―― 実際警察官になり、想像と違って驚いたことはありますか。

河瀨

 高校生の時は、警察と言えば刑事と鑑識、駐在さんくらいのイメージしかなかったのですが、実際は幅広い分野の仕事があって驚きました。個人の適性に合わせ、いろんな仕事に挑戦できると感じています。

杉村

 容疑者を逮捕した時などは、招集がかかり、どうしても忙しくなります。でも事件がない時期は休みもきちんと取れますし、産休や育休を取られた先輩男性刑事もいます。

北尾

 1300ccのバイクは重いし、寒い時も暑い時もほとんど一日中外での仕事なので、体力はいるなあと痛感しましたね。ただ、上司からは有給休暇の取得を積極的に勧められますし、ワークライフバランスがしっかりしている職場だと思います。

恩田

 鑑識は現場にいち早く出向く必要がありますが、あまりにも慌て過ぎて、中身が入っていないカメラケースをうっかり持って出たことも。出動時の緊張感はすごいですね。

事故や事件を未然に防ぎ、治安を守る

―― 仕事のやりがいや、今後の目標を教えてください。

長島

 機動隊は普段基本的に地域住民の方と接することは少ないですし、兼務している自動車警ら隊では取締りなどが多いのですが、将来はもっと地域と身近な交番勤務を希望しています。

恩田

 元々刑事志望だったのですが、前任地で鑑識係の先輩署員が強いこだわりを持って仕事をしている姿を見て憧れるようになりました。容疑者や証人の言葉は時に変わる可能性もありますが、僕らが対峙している証拠物は揺るがない絶対的なもの。適正に採取し、事件解決へと導けるような鑑識の専門家になりたいです。

北尾

 生身の体一つでバイクを操りながら、業務にあたる白バイ隊員は常に危険と隣り合わせです。まずは技量にあった運転をして、事故を起こさないことを肝に銘じています。その上で、さらに技術を磨いたり、各種知識などを身に付けたりしていきたいと考えています。

杉村

 検察官に送る捜査資料や事件記録、逮捕や捜索などの許可を裁判所に求める令状など書類のチェックを担当しているのですが、法律や制度の知識がまだまだ足りなくて上司に頼ることも少なくありません。物的証拠の少ない詐欺事件など、難しい事案にも対応できるようスキルアップに努めたいです。

河瀨

 ショッピングモールなどでキョロキョロしていても不思議はありませんが、住宅街で同じような動きをしている人がいれば、不審に思って声を掛けます。人に声を掛ける上で大事にしているのは、相手を緊張させないことと、納得感を持ってもらうこと。率直な話に耳を傾け、必要なことを丁寧に伝えることで、事故や犯罪を防ぎ、地域の治安を守っていきたいです。
 24時間365日、休みなく治安を守る警察官。しかし、育児休業制度など子育て支援に関する各種制度は充実している上、時間外勤務の削減や年次休暇取得、在宅勤務などが進められ、仕事と暮らしのバランスを取りながら働ける環境も整っている。島根県警では、2017年度から身長・体重・胸囲の身体基準もなくなった。サイバー犯罪への対応や被害者支援の充実、関連部署との連携など警察業務の多様化に伴い、幅広い人材が一層求められるようになったのだ。「大好きな地域の役に立ちたい」。その思いがあれば、既に警察官への道は開けている。
治安のスペシャリスト

潜水捜索や大規模警備、災害出動などを担い、危険な現場でもスピーディで的確な動きが求められる機動隊。不測の緊急事態に対応する治安のスペシャリストだ。ベンチプレスや懸垂などで、体を鍛えることにも余念がない島根県警察機動隊の長島啓人さん(23)は、「訓練はきついですが、人命救助につながると思えば頑張れます。小さなミスが命に関わるので間違いは許されません」と表情を引き締める。

卓越した技術で交通事故を防ぐ

重さ約300キロもある1300ccの大型バイクを颯爽と操る白バイ隊員。しかし、車の流れや歩行者の動きに気をつけつつ、交通取り締まりを行うには、通常以上の運転技術が求められ、緊張感も高い。「危険と隣り合わせの業務。自らが事故を起こさないことが第一に大切です」と島根県警察交通機動隊の北尾和也さん(23)。運転技能を上げるため、日々空き時間を見つけては自発的に練習している。

パトロールのプロが事故事件を未然に防ぐ

事故や犯罪を未然に防ぐため、パトカーで管内全域を 走り回っているのが自動車警ら隊だ。パトロール中に 110番通報が入れば現場に急行し、不審な人や車を見 つければ職務質問することも。生活安全部地域課自動 車警ら隊の河瀨零羅さん(23)は、「たとえ違反や事 故を起こしたにせよ、一方的に非を決めつけられたら 誰でも嫌だし、反省することもありません。まずは相 手の話をしっかり聞くように心がけています」と話す。

同期との強い絆は、常に大きな支えに

10カ月間(高卒)、共に寮生活を送り、厳しい訓練や勉学に励んだ警察学校(初任科)での日々。相手への思いやりや連帯感が自然と醸成され、同期との絆は何年経っても弱まることなく、壁にぶつかった時や悩んだ時には大きな支えになる。写真は、5人を含む同期全員で、卒業後の大阪旅行に出向いた時の様子(左から恩田、河瀨、北尾)。気の置けない仲間たちと過ごす時間は、かけがえのない宝だ。

縁の下の力持ち

刑事ドラマでは必ずと言っていいほど登場する鑑識。出雲署刑事課鑑識係の恩田翔さん(23)は、「ドラマでは証拠を採取して終わることが少なくないですが、実際は鑑定に出すなど表にあまり出ない、採取後の作業も多いです」と話す。事件や事故の現場にいち早く到着し、さまざまな証拠を適正に集めるのが任務。「目立たないけど非常に重要な仕事。縁の下の力持ちのような存在だと自負しています」。

女性だからこそできる業務も

殺人や強盗などの凶悪犯罪を始め、特殊詐欺などの知能犯、暴力団や組織犯罪とも対峙する刑事。強面の男性が揃っているイメージも強いが、近年は女性刑事も少なくない。「性犯罪への対応など女性にしかできない業務も多い。体力的にきついこともありますが、やりがいを覚える職場です」と雲南署刑事課の杉村法香さん(24)。現在は令状請求や送致時の書類などのチェックを担当し、専門知識を深めている。

前職の経験生かし、事案解決へ

松江署生活安全課

藤原 康裕さん(35)

 警察で働く学生時代の先輩に勧められ6年間勤めた大手紳士服会社から転身。「十数回転職した先輩が警察だけは長く続けている。そんな仕事に強くひかれました」。 交番・駐在勤務を経て、通信指令課に配属。110番通報を受けたり、現場の警察官に指示を出したりした。「『酔ったお年寄りが倒れている』という通報内容でも、実はひき逃げの被害者だという場合もあります。最悪な状況も考え、的確かつ迅速に現場に伝える重要性を痛感しました」。長男が生まれた2年前には、上司の後押しもあって、育児休業を取得。「かけがえのない時間を得られました」。今春からは生活安全課で、ごみの不法投棄や盗撮行為などの特別法犯事案を担当。接客経験で培った人を見る目が役立っている。

困っている人に寄り添う

松江署地域課

加藤 美玖さん(26)

 事件事故の初動対応や、交通指導、遺失 物受理なども担う交番は、まさに地域の駆 け込み寺。「巡回連絡やパトロールの途中 でも、突発事案があると駆け付けます。慌 ただしく大変なこともありますが、子ども たちが手を振ってくれたり、事案対応後に 住民の方が笑顔を見せてくれたりすると励 まされます」。男女間のもめごとの際は、 女性から2人きりで話を聞くことが多い。 背中をなでたり、温かく声をかけたりして 気持ちを落ち着かせて、そっと寄り添う。 「まずは安心できる状況を作れるよう心掛 けています」。将来は、生活安全課を志 望。「女性は被害者だけでなく、加害者も います。女性や子どもたちが困っている課 題に継続的に向き合い、具体的な解決に導 ける手助けをしたいです」。
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島根県警察本部
業種
公務
事業
内容
犯罪の予防・捜査、交通事故防止など
創 業 昭和29(1954)年
代表者 島根県警察本部長 池田 宏
社員数 警察官:約1500人
    一般職:約300人
〒690-8510
島根県松江市殿町8番地1
TEL /0852-26-0110

求める人材像

警察官、警察事務等

警察官になるために特別な資格はいりません。

「困っている人を助けたい」「地域に貢献したい」という優しい気持ちを持っている方のご応募お待ちしています。

資料請求・お問い合せ先

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