株式会社 みしまや

地域素材にこだわる商品開発で島根の食の豊かさ・魅力を発信

地域素材にこだわる商品開発で島根の食の豊かさ・魅力を発信する株式会社 みしまや

地元生産者(メーカー)やお客様と信頼関係を築き出店地域の活性化に貢献

 島根県松江市内を中心に、雲南市、大田市と13店舗を構える《みしまや》は、地域に根ざすスーパーマーケットの代表的存在だ。1914年にパン菓子製造販売業から始まり、1949年、二代目・三島理平氏が、みしまやを設立。生鮮食品を主体に、加工食品・雑貨を備えたスーパーマーケット業態を創り上げた。地元発祥企業・みしまやの大きな強みは、食のライフラインを支える品揃えにとどまらず、地産地消と健康をコンセプトに、付加価値の高い商品を開発する姿勢にある。近年では、農産物生産者やメーカーと加工食品を共同開発し、出雲生姜を使ったおかずみそ《めしどろぼう》、安来のイチゴなど県内産果実100%使用の《ナチュラル・ジャム》、島根のソウルフード・赤てん(※魚すり身のピリ辛天ぷら)を包んだ《赤てんぱん》などを、みしまやオリジナル商品として全店で販売し、大きな反響を得ている。他にも、老舗の米田酒造の《10年熟成飲むみりん・七宝》、《熟成古酒 日と月(ひとつき)》といった隠れた逸品、火山島の大根島(八束町)で栽培したジャガイモなど、市民も知られざる味覚がみしまや限定で店頭に並び、販売を継続中だ。

 「お客様と地域を元気に!という目標に向け、自由に面白い企画を実現し、結果を出そうという社風が根付いています」と話すのは、商品開発部部長で農産チーフバイヤーの小林秀雄さんだ。赤てんぱんのように、担当社員でアイデアを出し合い、約1年試作を重ねて完成したものがあれば、おかずみそやジャムなど、生産者の立場で開発し、製造業者の協力で実現した加工食品もある。「農産物は、生産者さんの供給量に余力があれば、家庭に代りひと手間かけて商品化することもあります。購入するお客様に喜ばれ、商品化に関わった誰もが喜べるような商品作りを目指しています」と話してくれた。みしまやでは創業以来、お客様、取引先、そして社員間の信頼関係の構築を最優先に取り組んでいる。「普段から取引先に踏み込んで接していると、先方から情報をいただき、思わぬ商品化が実現する事もあります」と小林さん。米田酒造蔵出しの熟成みりんや古酒、昨年初めて売場に上った大根島産のジャガイモは、取引先と長年培った信頼関係があってこそのケースだ。

商品部・農産チーフバイヤーの小林秀雄部長(右)と総務部・人事マネージャーの井上晃一部長(左)

 企業として100年、スーパーマーケット創業から70年を越えるみしまや。従業員数540名のうち、社員・パートを含め女性が3分の2を占める職場だが、商品の開発・仕入れ担当や管理職で、女性の活躍が目立つ。社員の場合、産休・育児休暇制度を活用し、職場復帰はほぼ100%。ここ10年で定着率も向上し、社歴30年40年クラスの人財も多い。また、入口はパート採用であっても、本人の希望により、社内試験制度により正社員への転換も可能だ。能力を発揮し、長く働ける職場である。「社長と役員は、社員にとって“気配りの人”。打ち出す事業方針の根底や、普段の社員との接し方にやさしさと温かさがあり、それが従業員のやる気を引き出していると実感しています」と話すのは、総務部長の井上晃一さんだ。「お客様が何を望んでいるか、その声をしっかり聞き、応える」―みしまやの店づくりの基本は、社内の人づくりにも通じている。

やりたいことを実現しやすい環境

商品部 ドライグロサリー バイヤー
周藤 愛さん(31)
入社9年目

 2020年10月、みしまや限定で販売された《熟成古酒 日と月(ひとつき)》は、周藤さんが担当する松江の酒蔵、米田酒造と共同開発した商品だ。現在とは製造法が異なるため、酒蔵の冷蔵庫で保存されたままの1983(昭和53)年醸造の上撰・豊の秋を、周藤さんが偶然見つけたのがきっかけだった。自社で販売を考えていなかった先方に商品化を提案し、ネーミングとラベル作成も自ら手がけ、300ml・2300本の販売が決定。40年近く熟成され、琥珀色でやさしい口当たりの古酒は、発売1カ月で数量の約半分が出荷済みになるなど大きな反響を得た。21年秋には完売する見込みだ。「色々大変な世の中だけれど、このお酒を飲んだ人が、少しでも明るく朗らかな気持ちになってほしいと願いました」と開発時の思いを振り返る。「社内では社長や上司と距離が近く、組織の規模が大きすぎないところが魅力です。自分が仕事でやりたいと思った事を、実現しやすい環境が得られていると感じます」と周藤さん。次の目標は、出雲産の生姜や安来産イチゴを使った、クラフトビールの開発だ。

生活者の目線を生かし豊かな食文化を発信

 21年5月には、再び米田酒造とタッグを組み、島根県産の酒米100%で醸した《純米吟醸ニクニコレ》《特別純米サカナニコレ》を限定販売。その名の通り肉料理、魚料理とよく合う酒を杜氏と厳選し、客にわかりやすい表現を心がけた。こちらも家庭用や島根の土産品に好評を博している。

思い入れのある地元野菜を売場で工夫

大田長久店 青果担当
青山 敏規さん(27)
入社5年目

 地産地消と健康を経営理念に掲げるみしまやでは、県内外から青果が集まる卸売市場での買い付けと共に、地元生産者と直接契約を結び、産直野菜の販売に力を注いでいる。大田長久店の青山敏規さんは、入社以来、青果部門で商品の加工、発注業務、売り場の管理などを担当している。前任の雲南三刀屋店時代、地元生産者の福間農園が納める無農薬レタスのおいしさに感動し、直接農園を訪ねてハウス栽培を見学するなど親交を含めた。そのご縁から、福間農園の『朝摘みフクちゃんレタス』は、みしまや各店に仕入れが広がり、大田長久店でも人気の逸品だ。「鮮度とおいしさが揃った地元産野菜のおいしさをPRできるよう、売り場での品質チェックや陳列方法も工夫するように心がけています。思い入れのあるレタスを買い物カゴに入れているお客様を見ると、うれしいですね」と青山さん。時には朝5時に市場へ出向いたり、未知の野菜に出合うと、即、食べ頃や調理法を調べるなど、知識の吸収に意欲的だ。店内では、チラシには載らない青果の目玉商品を1品販売する『へそくり企画』を毎日開催し、集客を盛り上げている。

バイヤーとの連携で魅力ある売り場を展開

 毎日の食卓に欠かせない野菜や果物が揃う青果部門は、来店客が最初に目をとめる看板売場だ。季節や天候が仕入れ量や価格に影響するため、売り場を管理するスタッフは毎日気が抜けない。店舗を巡回する農産チーフバイヤーの多々納尚志さんとの連携を密に、魅力ある売り場作りを目指す。

社員の熱意が商品開発のエネルギー

株式会社みしまや
三島 隆史
代表取締役社長

 「消費者目線では、地元素材を使った商品のニーズは、まだまだあると感じています。一つひとつを実現するために、店に寄せられるお客様の声を集め、社員からの提案を随時受け付けているのです」と話すのは、みしまや4代目・三島隆史社長だ。「各方面のお力を借り、当社で商品化を実現しているのも、担当社員の“新しい島根の価値、豊かな食文化を提供したい”という熱意を、取引先の方にすくい上げていただいた結果だと思っています」と語る。開発会議には、三島社長も参加し、意見を出し合う。「1人で出来る事には限界がありますが、みんなで考え力を結集すれば、必ず良いものができると信じています」行動指針は、“失敗を恐れず挑戦し、ダメなら次を考えよう”―社内で議論を重ねたプロジェクトでも、お客様のためにならないと判断すれば、実施を踏みとどまることもある。2022年春には、松江市の国道431号川津バイパス沿いに、みしまや東川津店のオープンが決定した。三島社長と、それぞれの部署、店舗で活躍する社員一人ひとりの「地域をつなぐ」という思いが、明日のみしまやを創っていく。

全てはお客様のために店の自主的な取組を奨励

 月一度の全店舗視察では、会社としての方向性が表現できているかをチェック。問題点の指摘よりもイベントの演出など、その店舗の数字には上がってこない良い取り組みを評価するようにしている。
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株式会社 みしまや
業種
スーパーマーケット(各種食品小売業)
事業
内容
島根県内で食品スーパーマーケット13店舗を営業
創 業 大正3年(1914)年1月
代表者 代表取締役社長 三島 隆史
社員数 529名(男177名 女352名)
〒690-0056
島根県松江市雑賀町99番地
TEL/0852-24-7100
株式会社サングレイス
セブンイレブンを運営

求める人材像

販売スタッフ

地域の皆様の健康をサポートするという経営理念に共感いただける方

お客様の立場に立った考え方のできる方

事務(サポートセンター)

店舗スタッフを積極的にサポートしたい方

商品部(バイヤー)

意欲的にお客様の求める商品を探し続ける方

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