医療法人社団 水澄み会

自らが受けたいと思う医療と福祉の創造

自らが受けたいと思う医療と福祉の創造する医療法人社団 水澄み会

個別ケアを重視し、一人一人の人生に寄り添う

 ひとは誰でも老いる。これまで容易にできていたことが難しくなり、他人の力を借りなければ生活しにくい場面も増えてくる。しかし心身が衰えても、ひとは一人一人違った感情を持ち、積み重ねてきた経験や想いも異なる。「『自らが受けたいと思う医療と福祉の創造』が、当社の理念。一人一人の人生に寄り添い、個性やニーズに合わせた個別ケアを重視しています」と力を込めるのは、《医療法人社団 水澄み会》事業管理部次長の吉村和代さん(45)。医療も介護も、いつ自分が“受ける側”に回るか分からない。受け手の立場に立ち、老いや障がいがあっても尊厳を守れるようなケアを提供する―。それが、水澄み会の信条だ。

「受け手の立場に立ったサービスが大切」と熱弁をふるう水澄み会事業管理部次長の吉村和代さん

 全国各地で広域的かつ地域に密着して運営展開している《湖山医療福祉グループ》の一つ。元々、東京・銀座で病院を経営していたグループが、リハビリ施設が乏しい地方の現状を目の当たりにして介護事業に参入した。1994年の新潟県津南町での介護老人保健施設(老健)開設を機に、全国各地で事業を展開。現在、グループ全体で働く職員数は1万3000人に及び、業界最大規模を誇る。「リハビリを継続的に行える施設がなかった地方に、専門スタッフによるリハビリサービスを提供する場を作り、在宅への復帰をサポートするのが狙いでした」と説明する吉村さん。島根県内では《水澄み会》が96年、介護老人保健施設《アゼーリみずすみ》を浜田市に開設したのを皮切りに、グループホームや通所リハビリテーションなどを展開。現在、県内4市で29事業所を運営する。

続きを読む

 グループ共通の理念が、「こやまケア」と呼ばれる個別ケア重視の考え方だ。「歩んでこられた人生や個性は皆違います。たとえば食事や風呂も、同じ時間に一斉にサービス提供するのではなく、できるだけ個々のペースや想いに寄り添うよう心掛けています」。近年は、少人数の利用者を一つのユニットとして、固定されたスタッフでケアを行うユニットケアを推進。各人の生活リズムを熟知したスタッフがケアするため、近い距離感でニーズに対応できるのが特色だ。

 生身の人間と向き合う介護の世界では、スタッフの悩みも少なくない。グループでは年に一度、「こやまケア学会」と称する研究事例発表会を開催。北海道から島根県まで全国約260の施設、620の事業所がつながり、現場スタッフらが日々の悩みや課題、解決事例などを報告し合い、研さんにつなげている。コロナ禍にはオンラインで実施し、YouTube配信も行った。「介護スタッフの孤独感を解消するとともに、課題解決のヒントを得る重要な場となっています」。2013年には、働きながら介護福祉士の資格を取得することができる《KOYAMA college》を開校。費用を法人が負担し、資格取得を支援している。今年からは社会福祉士の資格取得も可能となり、よりスキルアップしやすい環境を整えた。

記事をたたむ

大規模の高齢者住宅が22年春、松江にオープン

 地域のニーズに呼応して各種サービスを展開してきた水澄み会。22年春には、JR松江駅から徒歩3分という好立地にグループ最大規模の高齢者住宅《松江センターアゼリア》を開設する。9階建てのビル内に、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)200戸と、老健105床を併せ持ち、介護サービスが必要になってからも安心して暮らせる機能を持たせた。環境やアクセスが良いにもかかわらず、家賃4万5000円からという低価格設定もあり、募集開始早々から問い合わせが殺到。人気のプランは間もなくしてキャンセル待ちになった。老健には、呼吸状態などをリアルタイムで確認できるシステムを導入、デイサービス利用者を含めると最大335人の食事を作れる厨房を設けるなど、安心と快適さを兼ね備えた施設となっている。「商業地や駅と近いため、外出やショッピングなども気軽に楽しめますし、ご家族やご友人とお会いすることも負担なく行えると思います」。サ高住で介護サービスを利用する際は、系列事業所だけでなく、他の事業者のデイや訪問介護なども自由に選択できる。個別ケアを重視する「こやまケア」の理念が反映されているのだ。
医療法人社団 水澄み会 2022年春、JR松江駅近くにオープンする大規模高齢者住宅《松江センターアゼリア》
 2022年春、JR松江駅近くにオープンする大規模高齢者住宅《松江センターアゼリア》

介護の要は信頼関係

 《松江センターアゼリア》の立ち上げには、浜田市の老健で経験を積んできた若いスタッフが数多く参加。その一人で、介護福祉士の藤田淳生さん(31)は、月の半分は準備のため松江に出向く。「新施設は、浜田と違ってユニット型なのでスタッフの動線なども変わります。図面を見ながら動き方を考えたり、入居を希望される方に案内をしたりしています」。県外の工場や飲食店などで働いていた藤田さん。帰郷後、人に関わる仕事に携わりたくて選んだのが介護の世界だった。「接する人は皆さん、性格も心身の状態も生活環境も違います。その方に合わせて接し方を変えたりして、関係を築いていくことが楽しいです」。  
 老健は、専門スタッフによるリハビリを通じて在宅復帰を目指す施設で、入所期間は原則3カ月。多職種が連携し、家庭環境や身体状況などに応じた個別プログラムで、入所者が再び自宅で生活できるようサポートする。「自宅で暮らす上で気にされることの一つが排泄。入院中の紙パンツ使用で排泄感覚が薄れている方にはまず、定期的にトイレに誘導し、感覚を取り戻すことからスタートします」。同時に理学療法士らが下肢筋力のリハビリを進め、状況に応じて歩行器や手すりなどを使って歩く練習も行う。「できなかったことができるようになって、入所者が在宅復帰される時はうれしいですね」。入社後に《KOYAMA college》で専門資格を取得した藤田さん。今後はケアマネジャーも目指し、帰宅後の生活支援にも関わりたいと考えている。

再び自宅で生活できるよう、入所者の状況に応じたサポートを行う介護福祉士の藤田淳生さん

介護もできる〝セラピスト〟に

 在宅生活を想定してリハビリを行う理学療法士の石橋拓真さん(30)が 大切にするのは、入所者と家族両方の思いだ。「たとえば、脳梗塞の後遺症で不全麻痺が残る70歳代の女性は、残存機能があるため、自分で洗い物などもできると話されます。しかしご家族に聞くと、重い皿を持つのは難しく、洗い残しもあるそうです。心配するご家族の気持ちも考慮しつつ、本人が意欲的になれる生活を目指します」。石橋さんら理学療法士は、入院時の状態や年齢、入院後の状態などをもとに、リハビリを行った3カ月後の回復予測を立てて、プログラムを作成。大事なのが、本人のモチベーションだ。「うまくできた時はほめ、そうでない時はできなかった理由をしっかり説明して、意欲を保ってもらえるよう心掛けています。予測通りに回復して、本人やご家族が喜ばれた時が一番うれしいですね」。  
 病院勤務を希望する理学療法士も多い中、石橋さんは介護施設におけるリハビリの重要性を挙げる。「病院は体を良くする場所、施設は生活を良くする場所。骨折した人が病院のリハビリで歩けるようになっても、自宅の風呂や階段を使えなければ、困ります。一人一人の生活に寄り添ったリハを行うのが、僕らの仕事です」。目指すのは、“介護もできるセラピスト”だ。

「生活を良くする支援をするのが、老健の理学療法士の役割」と話す石橋拓真さん

食を通して、心身の健康を支援

 食事は、誰にとっても必要不可欠なものであり、暮らしを彩る楽しみの一つだが、体が思うように動かず、リハビリに励む人らにとっては、その重要性が一層増す。管理栄養士の村上友華里さん(36)は、入所者の体重、身長、血液検査のデータなどから一人一人に合った栄養ケア計画を作成・実施し、個々に栄養状態を管理する栄養ケア・マネジメントを実施。「栄養状態を改善してもらうためには、美味しく楽しい食事を作り、まずは食べていただくこと」。たとえばタンパク質不足の人には、コーンスープを献立に加え、カロリー摂取を促す。「市販の高カロリー食品には糖分過多な場合が少なくありません。食事の形で自然に栄養摂取できるよう工夫しています」。  
 幼い頃から料理が好きで、管理栄養士になった村上さん。「祖父母と身近に接していたせいか、お年寄りの方が好きなんです」と、介護施設を職場に選んだ理由を語る。施設では少なくとも年に一度、食事の献立や温度、量などの嗜好調査を実施。リクエストメニューが登場した時は、本人に伝えることも忘れない。食後、村上さんの顔を見て「おいしかったよ」「作り方教えて」と声を掛けてくれる入所者も。食を通して、心と体の健康を作る仕事に誇りを持っている。

個々の身体状況などを考慮して栄養ケア・マネジメントを実施する管理栄養士の村上友華里さん

34
医療法人社団 水澄み会
業種
介護保険事業
事業
内容
介護老人保健施設、デイサービス、グループホーム、居宅介護支援事業所、訪問介護、有料老人ホーム、小規模多機能型ホーム
創 業 平成8(1996)年4月1日
代表者 理事長 湖山 泰成
社員数 327名
〒699-3213
島根県浜田市三隅町河内451-1
TEL/0855-32-3911
〔浜田エリア〕
介護老人保健施設 アゼーリみずすみ
デイサービスセンターはまぼうふう
グループホームはまぼうふう
グランドケアホームはまぼうふう
(介護付き有料老人ホーム)
とびの郷ゆうなぎ(住宅型有料老人ホーム・デイサービス)
〔松江エリア〕
高齢者複合施設アゼリア
ブランチアゼリア(デイサービス・グループホーム)
〔江津エリア〕
もやいの家松平(デイサービス)
〔益田エリア〕
もやいの家うのはな
(デイサービス・グループホーム・住宅型有料老人ホーム)
もやいの家ひきみ
(デイサービス・グループホーム・住宅型有料老人ホーム)

求める人材像

人に対する思いが強く、困っている方を見過ごせない心豊かな方

上手にできなくても良いので、最後まで自分の力でやり遂げる強い気持ちをお持ちの方

人のために奉仕できる、そのような気持ちを持っている方

資料請求・お問い合せ先

採用直通 TEL